
Ds試験
はじまりは、渋谷スクランブル交差点──。大災害“虚実交錯”に備え、第四境界職員募集のために行われた、“本当の”採用試験。第四境界の世界観が語られた、一番はじめの物語。
イントロダクション
『Ds試験』は大災害“虚実交錯(ネオ・ディマージェンス)”に備えて実施する特別な試験です。
我々の活動に共感し、試験で優秀な成績を収められた方には、第四境界の一員となるきっかけが与えられます。
実際に行われた採用試験
『Ds試験』は、2024年10月~12月まで行われた全8問で構成された高難易度な謎解き試験です。
渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンからスタートした謎解きの旅は、やがて宇宙にまで到達し、最終的には第四境界のコンソール端末に戻ってくることになりました。試験は個人または4人チームで挑むことができ、その旅路にはさまざまなドラマがあったようです。
この試験は平均正解率が約9.9%という高難易度でありながら、累計で3万人以上の方に挑戦いただき、謎解きを見事突破された方の中で、第四境界の職員になることを希望された方は、数千人にものぼりました。
『Ds試験』は“本当の人材募集”であるのと同時に、第四境界の物語が初めて語られた作品です。しかし、それはまだプロローグにすぎません。
※現在は体験いただけません。
第四境界のグランドストーリー

この世界は、『現実』と『仮想』という二つの概念に隔てられている。第四境界の役割は、この宇宙に生まれ落ちた多くの「物語」を、そのどちらに接続すべきか見極め、仕分けること。その働きによって、この世界の均衡は保たれている。
だが時折、どちらに仕分けるべきなのか判断のつかない物語が生まれてしまうことがある。そういった物語には【CASE MARK】というナンバーが付与され、交錯員による調査の対象となる。『人の財布』や『かがみの特殊少年更生施設』などは、そういう存在だ。
これらの接続を誤れば、現実と仮想の境界は曖昧になり『虚実交錯』という大災害によって、どちらの世界も消滅してしまう。
シリーズ作品
プロダクションノート
『第四境界』はクリエイター集団かつARGブランドでありながら、同時に『グランドストーリー』と呼ばれる独自の世界観を有しています。本作『Ds試験』は、そのグランドストーリーを語る最初の作品として、渋谷スクランブル交差点の巨大モニターから始まった、本当の職員採用試験です。
当時はまだ、「リアルタイム型ARG=全体戦」という考えが当然という風潮の中、4人チームで挑む『グループ戦』という新しい概念を提案した作品でもあります。
超絶難易度問題のタイムアタックという競争性は刺激的で、数ヶ月にわたって多くの謎解きファンを巻き込んだ、独自性の高いイベントとなりました。
















